第五話 高校生②
2007年 03月 01日
私とアヤカは何か言葉を交わすわけでもなく、
何か言い分けをするわけでもなく
自然に、互いを求め愛し合うようになっていた。
正直言って、どうしてそうなったのかは覚えていない。
ただ、気が付けば一緒にいて、互いになくてはならない存在になっていた。
そう、あれは恋だった。
私は一体どうしてしまったのだろうか。よりによって女を好きになるなんて。
今の私が初めてそうなったら、疑問を抱くだろう。
しかし当時の私たちはそんな疑問を持つ事はなかった。
好きなものは好き。
人が人を愛した、たったそれだけの事。
二人ともそう思っていた。
同じクラスで、同じ部活。仲のいいグループも同じだったから、一日中一緒にいられた。
私とアヤカは最初は手を繋いでいるだけで幸せを感じられる、そんな毎日にとても満足していた。
いつものように誰もいなくなったコートであお向けになる。
アヤカ 「幸せだね。」
サオリ 「うん。なんだろね。すごい落ち着く。」
アヤカ 「うん・・・。ほんとに・・・。」
次第に私たちはお互いの全てを欲しがるようになっていった。
休み時間のトイレでは化粧を直したりする子や、おしゃべりをする子がたむろしていて、私たち二人もいつもそこにいた。
ある瞬間、私たち以外誰もいなくなった時間があった。その時、どちらからともなくキスをした。
まるでそれがあたりまえであるかのように、唇を重ね合わせた。
それが私とアヤカの初めてのキス。
誰かに見られたらどうしようなんてそんなことは考えなかったし、考えられなかった。
ただ、そうすることがまるで当たり前であるかのようにキスをした。
それまではお互いの家に遊びに行く事なんてなかったのに、そうなってからは頻繁に行き来するようになる。
私もアヤカも一人部屋を持っていたので、誰にも邪魔されることなく二人でいられた。
そんな時間を貪欲に求めるようになっていったのだ。
だんだんキスだけでは物足りなくなってくる。それはきっと男女の恋愛でも同じ事。
経験のないアヤカは私にこう言った。
アヤカ 「サオリの全部が欲しい。サオリの全部が見たい。」
サオリ 「うん。私も・・・。」
アヤカ 「でもね、私経験ないんだ。サオリは?」
サオリ 「私は・・・ほら、入院してたときに、ちょっと・・・。」
アヤカ 「そっか。じゃ、色々教えてくれる?」
私はアヤカの服の上から胸に触れた。
あの頃、大好きだったユウスケが私にそうしてくれたように、そっとやさしく。
アヤカの口からため息が漏れる。
キスをしながら、私はアヤカの服の中に手を入れて直接乳首を転がしてみた。
経験があるといっても、反対の経験であり女の子を喜ばせた経験などない。
私も手探り状態だった。
とても初めてとは思えないほど感じているアヤカに私も興奮してくる。
服を脱がし、今度は舌でアヤカの乳首を転がしてみる。
アヤカは今まで見たことないような顔で悶えつづけている。
私はもっとこの子を喜ばせたい、そう思うようになっていった。
私はアヤカの下着に触れ、 「ねぇ、ここも触っていい?」と訊く。
アヤカは黙って頷いた。
私の指がアヤカの中に入っていく。アヤカは我慢できずに思わず声を漏らす。
「いいよ。誰もいないから。我慢しなくていいよ。」
私がそう言うと、かわいい声で 「うん、気持ち・・いい・・。」と言い、目を閉じる。
まだ経験の浅い私はアヤカをイカせることなど出来なかった。
でもそんな事より、深く繋がったこと、お互いの全てを手にいれたような気持ちになりとてつもない満足感を得た。
アヤカも私の体を触りたいといい、私がそうしたように同じ手順で同じ事を私にしてくれた。
アヤカの柔らかい手が舌が、本当に気持ちよくて、嬉しくて、涙が出た事を覚えている。
私はこの人を本当に愛している。
この気持ちを大切にしたい。
女同士だからって何が悪い。
人を好きになってしまった、ただそれだけじゃないか。
自分にそう言い聞かせるように、私はアヤカとの快楽の波におぼれていった。
「あいつらレズなんじゃない?」なんて噂されてるとも知らずに・・・・。
何か言い分けをするわけでもなく
自然に、互いを求め愛し合うようになっていた。
正直言って、どうしてそうなったのかは覚えていない。
ただ、気が付けば一緒にいて、互いになくてはならない存在になっていた。
そう、あれは恋だった。
私は一体どうしてしまったのだろうか。よりによって女を好きになるなんて。
今の私が初めてそうなったら、疑問を抱くだろう。
しかし当時の私たちはそんな疑問を持つ事はなかった。
好きなものは好き。
人が人を愛した、たったそれだけの事。
二人ともそう思っていた。
同じクラスで、同じ部活。仲のいいグループも同じだったから、一日中一緒にいられた。
私とアヤカは最初は手を繋いでいるだけで幸せを感じられる、そんな毎日にとても満足していた。
いつものように誰もいなくなったコートであお向けになる。
アヤカ 「幸せだね。」
サオリ 「うん。なんだろね。すごい落ち着く。」
アヤカ 「うん・・・。ほんとに・・・。」
次第に私たちはお互いの全てを欲しがるようになっていった。
休み時間のトイレでは化粧を直したりする子や、おしゃべりをする子がたむろしていて、私たち二人もいつもそこにいた。
ある瞬間、私たち以外誰もいなくなった時間があった。その時、どちらからともなくキスをした。
まるでそれがあたりまえであるかのように、唇を重ね合わせた。
それが私とアヤカの初めてのキス。
誰かに見られたらどうしようなんてそんなことは考えなかったし、考えられなかった。
ただ、そうすることがまるで当たり前であるかのようにキスをした。
それまではお互いの家に遊びに行く事なんてなかったのに、そうなってからは頻繁に行き来するようになる。
私もアヤカも一人部屋を持っていたので、誰にも邪魔されることなく二人でいられた。
そんな時間を貪欲に求めるようになっていったのだ。
だんだんキスだけでは物足りなくなってくる。それはきっと男女の恋愛でも同じ事。
経験のないアヤカは私にこう言った。
アヤカ 「サオリの全部が欲しい。サオリの全部が見たい。」
サオリ 「うん。私も・・・。」
アヤカ 「でもね、私経験ないんだ。サオリは?」
サオリ 「私は・・・ほら、入院してたときに、ちょっと・・・。」
アヤカ 「そっか。じゃ、色々教えてくれる?」
私はアヤカの服の上から胸に触れた。
あの頃、大好きだったユウスケが私にそうしてくれたように、そっとやさしく。
アヤカの口からため息が漏れる。
キスをしながら、私はアヤカの服の中に手を入れて直接乳首を転がしてみた。
経験があるといっても、反対の経験であり女の子を喜ばせた経験などない。
私も手探り状態だった。
とても初めてとは思えないほど感じているアヤカに私も興奮してくる。
服を脱がし、今度は舌でアヤカの乳首を転がしてみる。
アヤカは今まで見たことないような顔で悶えつづけている。
私はもっとこの子を喜ばせたい、そう思うようになっていった。
私はアヤカの下着に触れ、 「ねぇ、ここも触っていい?」と訊く。
アヤカは黙って頷いた。
私の指がアヤカの中に入っていく。アヤカは我慢できずに思わず声を漏らす。
「いいよ。誰もいないから。我慢しなくていいよ。」
私がそう言うと、かわいい声で 「うん、気持ち・・いい・・。」と言い、目を閉じる。
まだ経験の浅い私はアヤカをイカせることなど出来なかった。
でもそんな事より、深く繋がったこと、お互いの全てを手にいれたような気持ちになりとてつもない満足感を得た。
アヤカも私の体を触りたいといい、私がそうしたように同じ手順で同じ事を私にしてくれた。
アヤカの柔らかい手が舌が、本当に気持ちよくて、嬉しくて、涙が出た事を覚えている。
私はこの人を本当に愛している。
この気持ちを大切にしたい。
女同士だからって何が悪い。
人を好きになってしまった、ただそれだけじゃないか。
自分にそう言い聞かせるように、私はアヤカとの快楽の波におぼれていった。
「あいつらレズなんじゃない?」なんて噂されてるとも知らずに・・・・。
by seaofsea
| 2007-03-01 22:02
| 恋愛 小説 平凡だった女の恋愛記